終盤のコツと勉強法
勉強法
終盤のコツと勉強法投稿日: 08/12/2018 更新日: 11/02/2019
キャラクターイラスト:さゆ吉様
歩美 また終盤で逆転負けしちゃいました…。優勢だったはずなのになんで負けちゃったんでしょう…。 香介 将棋の終盤は本当に難しいよね!終盤のコツを知ってないとうまく寄せられないんだ。将棋の序盤~中盤は得意で、駒得をして飛車も成って大優勢!!なのになぜか終盤が下手で毎回勝ちきれずに負けてしまうなんてことありませんか??特に大悪手を指して頓死しているわけでもないのに、のらりくらりとこちらの攻めを受けられているうちに気付けば必死をかけられている…。
そこで今回は、終盤力をつけるための勉強法を3つ紹介します。
目次
- 終盤力って?付け方は?
- 囲い崩しのコツは玉の近くの金を狙う
- 寄せのコツは駒を安易に清算しないこと!
- 詰みのコツは王手しないこと!?
- 寄せの3つのコツまとめ
- バランスよく終盤力を鍛える勉強法とおすすめの棋書
- まずは詰将棋
- 終盤の基礎を一気にマスター
- 一点特化で終盤力を鍛える
- 囲い崩しを鍛える
- 寄せを鍛える
- 詰みを鍛える
- まとめ
終盤力って?付け方は?
香介 そもそも終盤って簡単に一言でいうけど、終盤は大きく3段階に分かれているんだ! 歩美 3段階に…?どういうことでしょうか??将棋の終盤では相手玉を詰ませることを狙うのですが、いきなり玉を詰ませることはできません。玉を詰ませるためには大きく3ステップの段階に分かれています。
玉を詰ませる3ステップ
- 囲い崩し:相手の囲いを崩す
- 寄せ :相手玉の周りに攻め駒を配置する
- 詰み :相手玉を詰ませる
まず終盤力を鍛えるためにはこの3つをバランスよく鍛える必要があることを覚えておいてください。そして終盤が苦手な人は、この3段階の内どこが苦手なのかまず知る必要があるのです。
香介 むやみやたらに詰将棋を解いていれば終盤力がつくってわけじゃあないんだ!囲い崩しのコツは玉の近くの金を狙う 香介 まずは囲い崩しのコツを見ていこう!
【図1-1 どうやって崩す?】
図1-1のような、高美濃囲いを崩す順を考えてみましょう。全く手のついていない状態ですが、どこから攻めていくのが良いでしょう?
歩美 こういう時、どうやって攻めたらいいのかわからないんです!!飛車しか攻め駒がないし、王手もできないし…【図1-2 桂馬で金を狙う】
囲い崩しの大原則は、安い駒で玉の近くの金を狙うことです。今回は持ち駒の桂馬で▲7五桂と打ち、6三の地点の金を狙ってみます。囲い崩しで困ったときは、持ち駒の桂馬で金を狙う手が好手になりやすいです。
【図1-3 香車でさらに金を狙う】
図1-2から△6二金引とすれば、▲6三香と打ってさらに金を狙っていきます。これに対して、△同金と取ってくれれば、▲同桂成、△同銀、▲6一飛成で高美濃囲いは崩壊です。
歩美 わっ!一気に囲いが崩れてしまいました!終盤のコツ1
- 囲い崩しは玉の近くの金を狙う
囲い崩しの大原則は、桂馬や香車などの安い駒で相手玉の近くの金を狙うことです。また、有名な囲いに関しては崩すための手筋が多く研究されています。こうした手筋を勉強するのも終盤力強化にはもってこいでしょう。
香介 囲い崩しの手筋は以下の記事で紹介しているよ! 終盤のコツと勉強法寄せのコツは駒を安易に清算しないこと! 歩美 次は寄せのコツを教えてください!
【図2-1 舟囲いを寄せる】
次は寄せの流れを見ていきます。例えば図2-1のように舟囲いを寄せていく順を考えてみましょう。
【図2-2 まずは囲い崩しの原則】
図2-1から▲5三銀、△4二金と進みました。これは囲い崩しの原則に従って、金を狙っています。後手は5三の銀を取ると飛車で玉を取られてしまうので、仕方なく△4二金と形を引き締めて粘っています。
歩美 これで次に▲4二銀成として金を取れますね!! 香介 ちょとまって!本当に▲4二銀成としていいのか考えてみよう!【図2-3 さらに攻め駒を足していく】
図2-2からはすぐに▲4二銀成と金を取るのではなく、▲7五角として力を貯めます。相手玉を寄せるときは、攻め駒は持ち駒として持っているよりも、盤上にある方が極力です。盤上の駒はすぐに清算しないのが寄せのコツなのです。後手はどちらにせよ5三の銀は取れないので、攻めの態勢をじっくり整えてから▲4二銀成、△同銀、▲同角成と攻めていけばよいのです。
歩美 なるほど!盤上にどんどん攻め駒を配置していくんですね!終盤のコツ2
- 攻め駒をすぐに清算しない