披露宴で「ケーキ入刀です!」直後に悲鳴。40段の階段でパティシエが…会場が凍りついた「最悪の事故」
披露宴で「ケーキ入刀です!」直後に悲鳴。40段の階段でパティシエが…会場が凍りついた「最悪の事故」- 2025.12.29
こんにちはyukimaruです。
私がプランナーのリーダーをしていたころ、後輩の結婚式でパティシエが転倒し、運んでいたケーキを落としてしまうという前代未聞の大事件が起きました。
会場内は騒然...謝罪に駆け回った私は、この日のことを今でも鮮明に思い出し、身震いしてしまいます。
前代未聞!後にも先にもこの一回だけ!ウエディングケーキ転倒事件
披露宴会場には、40段の階段があり、その上にはキャットウオークが広がっています。
2階から登場するシーンで人気のため、よく使われるのですが、今回は、ケーキ入刀でこの場所を使うことになっていました。
階段があり、ケーキも大きいため、危険があることを新婦様には何度か話しましたが、どうしても憧れのスタイルがあるから、やりたいということで、実行することになります。
この新郎新婦様のウエディングケーキは、パティシエと何度も直接打ち合わせをして作り上げた素晴らしいオリジナルケーキで、打ち合わせを重ねて、パティシエとお客様も仲が深まり、ぜひ本人にケーキを運んでほしいとまで言われていたのです。
パティシエも普段、裏仕事のため、お客様直々に依頼され、非常に嬉しかったようで、結婚式の前日もウエディングケーキを念入りにチェックしていました。
MCのマイクを通した声で「ウエディングケーキの登場です!」
と聞こえた数秒後、「きゃあー」と思い切り叫ぶ声が聞こえてきました。
何事かと、すぐに駆け付けると、パティシエが転倒しており、その場にケーキも落ちています。
会場中が騒然とする中、まだ若かったスタッフは、泣きながら駆け出し、厨房に戻ってしまいました。
その後、サービスのスタッフでサッと片付けをして、厨房からは予備で作ってあるケーキを、責任者のシェフが運び、そのまま入刀、披露宴は続いていきました。
ひたすら謝罪に回り、てんやわんやに...
私は、責任者としてすぐに、新郎新婦、両家ご両親卓に謝罪に行きました。
しかし、まだ披露宴は続いていくので、今後の披露宴をしっかり滞りなく行うことを最優先に、お開き後、再度謝罪にいくことに。
披露宴は、各部署の責任者に入るように指示し、厳重態勢で行われました。
その後は、滞りなく披露宴は進み、感動で幕を閉じます。
しかし、このケーキの事件があったことで、この披露宴も30分押し、次の披露宴の方の始まりが遅くなってしまうということも重なってしまいました。
そのため、終わった披露宴へ謝罪、次の披露宴の方に遅れていることの謝罪と、体ひとつでは足りない状態です。
どちらのお客さまも幸い、とても理解のある方で、その場でお許しをいただきました。
後日...謝罪訪問するも、新婦様の心の傷は大きかった
後日、改めて、私と転倒したパティシエ本人と、ご自宅に謝罪に伺いました。
すると、やはり新婦様は大きなショックを受けていて、初めは会ってもらえず、出直し、何度か訪ねることになります。
最終的には、新婦お母さまが「無理言ってあの場所でやってもらったのは、娘も理解していて、でもどうしても傷がいえないようで、何度来てもらっても逆に娘の傷を掘り返すことになるので、これでもう終わりにしてください」
とおっしゃり、直接謝罪することは叶いませんでした。
その後は、パティシエを私で、謝罪のお手紙を出しましたが、もちろんお返事は頂いていません。
そのパティシエにとっても、今後の大きな教訓になったようで、新郎新婦様のためにも、できないことを安請け合いしないことを、胸に刻んだようです。
一生に一度のことだから、結婚式の失敗は取り返しがつきません。
その緊張感を持ち続け、今日も現場では、多くのスタッフが結婚式を作り上げているでしょう。
ライター:ゆきまる
大学卒業後、フリーターを経てウェディングトップの大手の会社に入社。ウエディングプランナーを10年経験し、その後、支配人を5年、エリアマネージャーとして全国の店舗の管理する活動。現在は、Webライターとして活動。ウエディングプランナーから培った「人をう気持ち」を大切に、コラム記事からSEO記事まで幅広く執筆中。