化学反応式一覧まとめ!テストに出る重要32選と覚え方【中2・中3】
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高校入試・定期テストに出る中学理科の化学反応式をまとめているよ。 中2の「化学変化」と中3の「イオン・中和」の範囲を網羅しています。 「必須」マークがついているものは、必ず書けるようにしておこう!
目次目次【学年別まとめ】
- 1. 【中2】化合(物質がくっつく)
- 2. 【中2・中3】分解(物質が分かれる)
- 3. 【中2】酸化・燃焼(酸素とくっつく)
- 4. 【中2】還元(酸素をうばう)
- 5. 【中3】沈殿(イオンの反応)
- 6. 【中3】中和(酸とアルカリ)
- 7. 【中3】金属と酸(電池・イオン)
- 8. その他・発展
1. 化合の化学反応式一覧 中2
化合とは:2種類以上の物質が結びついて、別の1種類の物質ができる化学変化のこと。
鉄と硫黄の化合 必須 鉄と硫黄いおうの混合物こんごうぶつを熱する実験。 鉄と硫黄が化合して、硫化鉄(黒色)ができる。 ※磁石につかなくなるよ! Fe + S → FeS 銅と硫黄の化合 必須 熱した銅板を硫黄の蒸気に入れる(または混合物を熱する)。 銅と硫黄が化合して、硫化銅ができる。 Cu + S → CuS 銅と塩素の化合 必須 熱した銅線を塩素の中に入れる。 銅と塩素が化合して、塩化銅ができる。 ※激しく反応するのが特徴。 Cu + Cl2 → CuCl2 実験のイメージ(鉄と硫黄の化合) 実験のイメージ(銅と硫黄の化合)2. 分解の化学反応式一覧 中2 中3
分解とは:1種類の物質が2種類以上の物質に分かれること。
炭酸水素ナトリウムの熱分解 必須 炭酸ナトリウム(個体)、水(液体)、二酸化炭素(気体)の3つに分かれる。 ※一番長い式!まずは3つの物質名を覚えよう。 2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2 酸化銀の熱分解 必須 黒色の酸化銀が、白色の銀と酸素に分かれる。 ※試験管に残った銀をこすると光るのがポイント。 2Ag2O → 4Ag + O2 水の電気分解 必須 陰極に水素、陽極に酸素が発生する。 発生する体積比は 水素:酸素 = 2:1。 2H2O → 2H2 + O2 塩化銅の電気分解 必須 陰極に銅(赤茶色)、陽極に塩素(プールのような臭い)が発生する。 CuCl2 → Cu + Cl2 塩酸の電気分解 必須 塩酸(塩化水素)が水素と塩素に分かれる。 2HCl → H2 + Cl2 過酸化水素水の分解 発展 酸素を作る実験。二酸化マンガンは触媒(反応を助ける役)なので式には書かない。 2H2O2 → 2H2O + O23. 酸化(燃焼)の化学反応式 中2
酸化とは:物質が酸素と化合すること。酸化の中でも、光や熱を出す激しい酸化を燃焼という。
マグネシウムの燃焼 必須 激しく光って燃え、白い粉末(酸化マグネシウム)になる。 ※計算問題で「Mg:O = 3:2」を使うことが多い! 2Mg + O2 → 2MgO 銅の酸化 必須 赤茶色の銅が酸化して、黒色の酸化銅になる。 ※計算問題で「Cu:O = 4:1」を使う! 2Cu + O2 → 2CuO 水素の燃焼 必須 水素が燃えると水ができる。 燃料電池の仕組みでもある。 2H2 + O2 → 2H2O 炭素の完全燃焼 必須 炭素(木炭など)が燃えると炭素が酸化して二酸化炭素になる。 C + O2 → CO2 硫黄の酸化(燃焼) 頻出 硫黄が青い炎を出して燃え、二酸化硫黄(亜硫酸ガス)が発生する。 ※「刺激臭がある」という特徴がテストでよく出るよ! S + O2 → SO2 スチールウールの燃焼 発展 鉄が燃えて酸化鉄(黒色)になる。 ※酸化鉄の化学式はいくつかあるので、学校の先生の指示に合わせよう。 3Fe + 2O2 → Fe3O4 実験のイメージ(スチールウールの燃焼)4. 還元の化学反応式 中2
還元とは:酸化物(酸素と化合した物質のこと)から酸素を取り去る化学変化。
酸化銅の炭素による還元 必須 黒色の酸化銅と炭素を混ぜて加熱すると、赤茶色の銅と二酸化炭素ができる。 ※石灰水が白く濁るのが合図! 2CuO + C → 2Cu + CO2 酸化鉄の水素による還元 発展 酸化鉄に水素を送りながら熱する。 酸素が水素と反応して水になることで、鉄が還元される。 Fe3O4 + 4H2 → 3Fe + 4H2O5. 沈殿の化学反応式 中3
中3の「イオン」の単元で登場するよ。水溶液の中で「水に溶けにくい固体」ができて、下にたまることを沈殿というんだ。 (※特定の陽イオンと陰イオンが結びつくことで、溶けにくい塩ができるよ。)
石灰水と二酸化炭素の反応 頻出 石灰水と二酸化炭素が反応して、炭酸カルシウムと水が生成され、炭酸カルシウムが沈殿する。(石灰水に二酸化炭素を加えると白くなるのはこのため) Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O 硫酸と塩化バリウム水溶液 頻出 硫酸と塩化バリウムを混ぜると、白い沈殿(硫酸バリウム)ができる。 ※中和の実験でよく出る組み合わせ。 H2SO4 + BaCl2 → BaSO4 + 2HCl6. 中和の化学反応式 中3
中和とは:酸性の水溶液とアルカリ性の水溶液を混ぜ合わせた時に起きる反応で、お互いの性質を打ち消し合う反応。水素イオンと水酸化物イオンが結びついて水ができ、酸の陰イオンとアルカリの陽イオンが結びついて塩えんができる。必ず水と塩ができるのがポイント。
塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の反応 必須 酸性である塩酸の水素イオンと、アルカリ性である水酸化ナトリウムの水酸化物イオンが結びついて、水になることで中和される。その際、塩化ナトリウムが塩(えん)として生成される。 一番基本の中和。水を蒸発させると、食塩(塩化ナトリウム)の結晶が残る。 HCl + NaOH → NaCl + H2O 硫酸と水酸化バリウム水溶液の反応 頻出 酸性である硫酸の水素イオンと、アルカリ性である水酸化バリウムの水酸化物イオンが結びついて、水になることで中和される。その際、硫酸バリウムが塩(えん)として生成され沈殿する。水ができるだけでなく、白い沈殿(硫酸バリウム)もできるのが特徴。 H2SO4 + Ba(OH)2 → BaSO4 + 2H2O7. 金属と酸の化学反応式 中3
金属にうすい酸(塩酸や硫酸)を加えると、水素が発生する。
マグネシウムと塩酸の反応 必須 マグネシウムに塩酸を加えると、 塩化マグネシウムになり水素が発生する。 中1の気体発生や、中2の質量保存でもよく出る式。 Mg + 2HCl → MgCl2 + H2 亜鉛と硫酸の反応 必須 亜鉛に硫酸を加えると、硫酸亜鉛になり、水素が発生する。 ボルタ電池やダニエル電池の仕組みに関わる式。 Zn + H2SO4 → ZnSO4 + H2 鉄と塩酸 頻出 金属のイオン化傾向や、気体発生の実験で登場する。 Fe + 2HCl → FeCl2 + H28. その他・発展の化学反応式
ここからは応用編だよ。難関校を受験する人や、学校の授業で扱った場合はチェックしておこう。
エタノールの燃焼 発展 エタノールを燃やすと、エタノールの炭素と酸素が反応して二酸化炭素になり、水が生成される。有機物の燃焼の代表例。 C2H5OH + 3O2 → 2CO2 + 3H2O 石灰石と塩酸の反応 発展 石灰石に塩酸を加えると、カルシウムと 塩素が反応して塩化カルシウムになり、 二酸化炭素が発生し、水が生成される。 二酸化炭素の発生方法。 CaCO3 + 2HCl → CaCl2 + H2O + CO2 アンモニアの発生 発展 塩化アンモニウムの塩素と、水酸化カルシウムのカルシウムが反応して塩化カルシウムになり、アンモニアが発生し、水が生成される。非常に複雑なので書かせる問題は稀。 2NH4Cl + Ca(OH)2 → CaCl2 + 2H2O + 2NH3 炭酸水素Naと塩酸の反応 発展 炭酸水素ナトリウムのナトリウムと、塩酸の塩素が反応して塩化ナトリウムになり、二酸化炭素が発生して水が生成される。 吸熱反応の実験で登場することがある。 炭酸水素ナトリウムの熱分解と混ざらないように注意! NaHCO3 + HCl → NaCl + H2O + CO2 硝酸銀と食塩水の反応 発展 塩化ナトリウムの塩素と、硫酸銀の銀が反応して塩化銀になり、ナトリウムと硫酸が反応して硫酸ナトリウムになる。塩化銀は沈殿する。 白色沈殿(塩化銀 AgCl)ができる反応。高校化学につながる内容。 NaCl + AgNO3 → NaNO3 + AgCl 硫酸銅と塩化バリウム 発展 塩化バリウムのバリウムと、硫酸銅の硫酸が反応して硫酸バリウムになり、 塩素と銅が反応して塩化銅になる。硫酸バリウムは沈殿(白色沈殿)する。 質量保存の法則の実験で使われる。 CuSO4 + BaCl2 → CuCl2 + BaSO4 硫酸銅と水酸化ナトリウム 頻出 水酸化ナトリウムを滴下すると、水酸化銅の青白い沈殿ができる反応。 CuSO4 + 2NaOH → Cu(OH)2 + Na2SO4 炭酸アンモニウムの分解 発展 気体しか発生しない分解反応の例。 ※固体の残らない分解として有名。 (NH4)2CO3 → 2NH3 + H2O + CO2