認知症の義父は汚物を床に塗りたくった…「地獄の介護」を終え、最期を看取った女性が漏らしたひとこと 親の老いは子どもへの「最後のレッスン」
『絶望から一歩踏み出すことば 大愚和尚の答え一問一答公式』 #介護問題 #人生 #書籍抜粋 2025/08/11 8:00- #1
- #2
- #3
- #4
- #5
- #6
- 大愚 元勝 +フォロー 佛心宗大叢山福厳寺住職、(株)慈光グループ代表
※本稿は、大愚元勝『絶望から一歩踏み出すことば 大愚和尚の答え一問一答公式』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
写真=iStock.com/maruco ※写真はイメージです 全ての画像を見る(4枚) 介護と子育てを1人で背負った女性人生を謳歌しているとき、「さあやるぞ!」というとき、突然やってくるのが親の老いです。優しく朗らかだった母、若々しく尊敬できた父が衰え、病気になり物忘れをするようになる。目を背けようと背けまいと、誰だって年を取るんです。
故人がお年寄りの場合、介護を経て亡くなられたケースも珍しくありません。
先日亡くなったのも、寝たきりだったおじいちゃん。喪主は息子さんのお嫁さんでした。彼女は夫に先立たれて、女手一つで二人のお子さんを育て上げました。朝は新聞配達、昼はパートをしながら子育てをし、認知症の義父の介護をしていたんです。子どもたちが育って家を離れた後は、やはり負担はお嫁さんにのしかかります。
義父は泣きながら「殺してくれ」と言った意思疎通も怪しいのに、義父は気にくわないことがあるとお嫁さんに当たったそうです。
最初はお茶碗をひっくり返すくらいでしたが、エスカレートして自分の汚物をベッドや床に塗りたくるように。彼女は寝る時間を削って働き、それでも生活は苦しく、心身ともにクタクタだったんでしょうね。そして帰宅すれば家中がトイレ状態。
「気がついたら私、お義父さんの上に馬乗りになって、首を絞めていました。そのときにお義父さんが私の顔を見て涙を流しながら『殺してくれ』って言ったんです」
認知症が相当進んでいるはずの義父が、彼もつらかったのでしょう、真顔で殺してくれと言った。お嫁さんは我に返って手を離し、その後ずっと震えていたそうです。
次ページ 1 2 3 4 関連記事 2600年前から「付き合ってはいけない人」は決まっている…ブッダが説いた「人生破滅する10タイプ」 強いストレスに負けない人は「この一言」を唱えている…公認心理師が伝授「心がボロボロになった時の心理療法」 この世を去る人に栄養や水分の点滴をしてはいけない…意外と知られない人間がもっとも楽に逝ける看取り方 ランキング- 1位 「家の近所を歩く」よりずっと効果的…精神科医「ウォーキング効果を最大限に引き出す」とっておきの場所
- ランキングをもっと見る