躍動感を出すプロンプト集:生き生きとしたAIイラストを作る工夫
アイリー(AI)本記事では、AIイラストでキャラクターに躍動感を出すためのプロンプトや方法を解説します。
目次- AIイラストで躍動感を出す基本プロンプトセット
- ローアングル構図でキャラクターに躍動感を出す
- モーションブラーで走る動きに躍動感を出す
- 髪の動きと風の表現で自然な躍動感を出す
- 応用編|AIイラストで躍動感を強めるプロンプト集
- 立ち姿を美しく見せるコントラポスト
- ポーズ指定プロンプトで動きを表現する
- ダッチアングル(dutch angle)でカメラ構図に動きをつける
- 集中線(効果線)や残像効果でスピード感を演出する
- 視線の方向指定でキャラクターに動きを持たせる
- フレーム内の空間配置でイラストに流れを作る
- 誇張遠近法(foreshortening)で迫力ある動きを表現する
- まとめ
AIイラストを始めたばかりのころ、「running(走る)」や「jumping(飛ぶ)」といったプロンプトを入れてみても、確かにキャラクターは走ったり飛んだりはしてくれる。けれど、どうにも走ってる感がなくて、イラストとしてはちょっと物足りないなぁ…なんて思っていた時期がありました。
つまり、躍動感が足りない状態です。そこで今回は、画像生成AIを使ってキャラクターをもっと生き生きと見せるために、躍動感のあるイラストを作る方法を解説します。
記事の流れはシンプルで、次の2本立てです。
順番に解説していきます。
スポンサーリンクAIイラストで躍動感を出す基本プロンプトセット
まずは、ざっくりと一発で躍動感を出せる基本のプロンプトセットを紹介します。
この3つを組み合わせるのが、AIイラストで動きを出すときの基本形です。
ローアングル構図でキャラクターに躍動感を出す1girl, blue eyes, green long hair, twin tails, track jacket, sports bra, training shorts, sportswear, light smile, profile, jumping, city, from below
内容プロンプトジャンプする(ローアングル構図)jumping, from below 解説左右のイラストの作例の差は「from below(ローアングル)」だけです。これを加えるだけでもイラストに躍動感がでているのがわかります。
なおジャンプするポーズについては、以下の記事にて詳しくプロンプトを紹介しています。
ちゃんとジャンプするポーズのプロンプト解説(ジャンプの種類別)AIイラストでジャンプポーズを再現するプロンプトを解説。jumpingだけではうまくいかない原因と、midairや靴・靴下を使った安定させる方法を具体的に紹介。ジャンプの種類別やシチュエーション別のプロンプトも整理し、再現性を高めるための考え方が分かる内容です。ai-nante.com モーションブラーで走る動きに躍動感を出す続いてモーションブラー(ブレの演出)のプロンプトです。
1girl, blue eyes, green long hair, twin tails, track jacket, sports bra, training shorts, sportswear, sneakers, light smile, running, from side, city, motion blur on background
内容プロンプト走る(モーションブラーによる追加演出)running, motion blur on background 解説「motion blur on background」のプロンプトを加えることで、背景の景色が流れるように描写され、躍動感がでます。写真テクニックの流し撮りをしたようなイメージになります。
髪の動きと風の表現で自然な躍動感を出す1girl, muted blue eyes, green long straight hair, tareme, showing forehead, serafuku, portrait, headshot, straight-on, light smile, floating hair, wind, city, sunset
内容プロンプト風で髪が舞うfloating hair, windおでこが見える(補強用)showing forehead 解説キャラクターが止まっていても、髪を舞わせるだけで十分に躍動感が出ます。そこに「showing forehead」を加えると、風でおでこがふわっと舞い上がる様子まで再現できます。さらに動きを強調したいときに、とても有効なプロンプトです。
ここまでに紹介した要素を詰め込んでみました。
1girl, muted blue eyes, green long straight hair, tareme, white dress shirt with green bowknot, gray pleated skirt, leaning forward, running, from below, profile, from side, floating hair, wind, motion blur on background, neon, night, summer, urban road background
解説この3点セットは、どんなシチュエーションでも大抵うまくハマる相性のいい組み合わせです。AIイラストで躍動感を出したいときは、まず試してみるととても効果的です。
スポンサーリンク応用編|AIイラストで躍動感を強めるプロンプト集
続いては応用編です。
ダイナミックな表現からちょっとした工夫まで、AIイラストで躍動感を出すときに役立つさまざまなプロンプトを紹介していきます。
立ち姿を美しく見せるコントラポスト 内容プロンプト片足に体重をかけて立つcontrapposto 解説コントラポストは、美術の用語で「片足に重心をかけて立つポーズ」のことです。体に自然なS字カーブが生まれて、シンプルな立ち姿でも躍動感が出ます。
作例を見ても、ただの直立と比べてぐっと生き生きして見えます。ほんのわずかな違いですが、AIイラストの雰囲気に意外なほど大きく影響するので、知っておいて損のないプロンプトのひとつです。
ポーズ指定プロンプトで動きを表現するプロンプトに入れるだけで、とりあえずキャラクターがポーズをとってくれる便利なワードがいくつかあります。
ここでは、その中でも躍動感を出すときに役立つ代表的なポーズ用プロンプトを紹介します。
posing
dynamic pose
action pose
animal pose
dancing pose
t-pose
プロンプト再現内容posingモデルがとるような決めポーズdynamic pose大げさな動きのポーズaction poseアクション中の決めポーズ(dynamic poseとそんなに差異はないです)animal pose動物の真似をするポーズdancing poseダンス中のポーズt-pose腕を広げるポーズ(画面を広く使える)なお、以下記事にて基本的なポーズのプロンプトを一覧で紹介しています。ぜひこちらも併せてご活用ください。画像生成AIで再現できる様々な動作を確認できます。
画像生成AIのポーズ指定プロンプト集|構図・しぐさ・動きまで一覧で解説【ChatGPT対応】画像生成AIで使える「ポーズ指定プロンプト」を厳選して紹介!立ち・座り・動き・手のしぐさなど、構図や感情を豊かに表現するコツをイラスト付きで解説。ChatGPTやStable Diffusion対応、すぐに使える日本語・英語プロンプト一覧あり。ai-nante.com ダッチアングル(dutch angle)でカメラ構図に動きをつける 内容プロンプトカメラの水平線を傾けるdutch angle 解説カメラアングルの水平線をあえて崩すことで、構図に不安定さが生まれ、イラスト全体に躍動感をプラスできます。
集中線(効果線)や残像効果でスピード感を演出する集中線(水平)
horizontal speed lines
集中線(縦)
vertical speed lines
集中線(放射)
emphasis lines
動きの軌跡の線
motion lines
残像
afterimage
内容プロンプト集中線(水平)horizontal speed lines集中線(縦)vertical speed lines集中線(放射)emphasis lines動きの軌跡の線motion lines残像afterimage trail behind subject 解説集中線(効果線)は「speed lines」だけでもAIが動きに合わせて描いてくれますが、私の経験では水平や縦などの指定を加えたほうが安定して再現されました。
残像も「afterimage」だけで出せますが、「afterimage trail behind subject」と少し詳しく書いたほうが、より安定して躍動感を表現できます。
視線の方向指定でキャラクターに動きを持たせる振り返る
looking back
目をそらす
averting eyes
下を見る
looking down
上を見る
looking up
横を見る
looking to the side
内容プロンプト振り返るlooking back目をそらすaverting eyes下を見る(俯く)looking down上を見る(見上げる)looking up横を見るlooking to the side 解説わずかな違いでも、視線の動きに意味を持たせることでイラストに躍動感が加わります。たとえば「looking up」のプロンプトなら、女の子がふと上を見て、そこに何かを見つけたような暗示を作り出せます。
フレーム内の空間配置でイラストに流れを作る1girl, white skin, brown eyes, catchlight, tareme, jet black long hair, blunt bangs, straight hair, white dress shirt, red ribbon tie at collar, navy pleated mini skirt,smile, head tilt, adjusting hair, wind, looking to the side, on the left side of the frame, floating water drop, rooftop, city below, blue sky
内容プロンプト人物を左に配置(右に空間を空ける)on the left side of the frame人物を右に配置(左に空間を空ける)on the right side of the frame 解説画像生成AIは基本的にキャラクターを中央に配置してくるので、このプロンプトを使うだけで新鮮なイラストになります。思い切って空間を空けると、それだけで躍動感が出ます。ひとつ前で紹介した視線誘導と組み合わせると、かなりいい感じになります。
ちなみに、右に空間をあけると視線が自然に左から右へ流れていきます。人の目線はもともとその方向に動きやすいので、「未来」「希望」「これから始まること」といったイメージを示唆できます。逆に左に空間をあけると、過去を振り返るような雰囲気や、行き止まり感を演出できます。絶対のルールではありませんが、多くの映像作品で自然に取り入れられている手法です。
例えば映画では、物語の冒頭で主人公が左から右へ走り抜ける場面がよくあります。終盤になると、悩みを抱えて右から左へ歩いていくシーンに変わる。こうした対比がストーリー全体の印象を強めてくれます。
誇張遠近法(foreshortening)で迫力ある動きを表現する両手を伸ばす
顔を近づける
足のクローズアップ
手のひらを近づける
内容プロンプト極端な遠近法extreme foreshortening, exaggerated perspective – 両手を伸ばすreaching towards viewer – 顔を近づけるextreme close-up face, leaning towards viewer, arms behind back – 足のクローズアップclose-up legs – 手のひらを近づけるone hand reaching towards viewer with palm visible 解説それぞれのシーンでは、まず「extreme foreshortening, exaggerated perspective」を入れてパースを強調します。そこにクローズアップしたい部位のプロンプトを加えると効果的です。
誇張された遠近法が再現されることで、画面全体に自然な躍動感が生まれます。
スポンサーリンクまとめ
今回は、AIイラストでキャラクターに躍動感を出すための具体的なプロンプトを整理して紹介しました。
基本の組み合わせから応用までを見直すことで、どんなシーンで活かせるのかが明確になったと思います。また、それぞれのプロンプトが持つ特徴を理解しておくと、自分のイラストに合った使い方を選びやすくなります。小さな工夫でも、表現に大きな変化が出せます。
アイリー(AI)最後まで読んでいただき、ありがとうございました。