. 源氏物語『桐壺 光源氏の誕生』定期テスト対策&テスト予想問題①
源氏物語『桐壺 光源氏の誕生』定期テスト対策&テスト予想問題①
源氏物語『桐壺 光源氏の誕生』定期テスト対策&テスト予想問題①

源氏物語『桐壺 光源氏の誕生』定期テスト対策&テスト予想問題①

源氏物語『桐壺 光源氏の誕生』定期テスト対策&テスト予想問題①
  • 2024.11.04
  • 古文 源氏物語 定期テスト対策
  • #古文, #定期テスト対策, #源氏物語
目次
  • 1. はじめに
  • 2. ①基本語の読み(歴史的仮名遣い)と意味
  • 3. ②文法的説明問題
  • 4. ③現代語訳問題
  • 5. ④読解問題

はじめに

こんにちは!こくご部です。

定期テスト対策から大学受験の過去問解説まで、「知りたい」に応えるコンテンツを発信します。

今回は源氏物語から『桐壺 光源氏の誕生』について、定期テスト対策&テスト予想問題と題して記していきます。

学校の定期テストに頻出と思われる典型問題を掲載しますので、定期テスト対策の足掛かりとして進めていきましょう

また、テキストの異同や細かな差異が想定されるため、必ずお手元の教科書や学校で配布されたプリントをもとに勉強を進めましょう。

必要に応じて解説も記しておきます。

古文が苦手な人や食わず嫌いな人もいるかもしれませんが、一緒に頑張りましょう🔥

それでは行ってみましょう!

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①基本語の読み(歴史的仮名遣い)と意味

まずはここから。テスト週間は読みと意味を押さえた上で毎日音読するのがおすすめ!直前の確認にも活用してください! 御時                         おほんとき                  「天皇の時代・治世」の尊敬語。御代(みよ)。女御にょうご天皇の妻・妃。天皇の正妻は一人(皇后)または二人(皇后・中宮)であり、それに該当しない「妾(めかけ)」を指す。彼女らは身分(官位)により厳密に分類され、通常、親王や大臣以下の娘が「女御」になることができる。更衣かうい  天皇の妻・妃。女御の下位にあたる存在。通常、更衣が生んだ子どもは皇位継承権を持たない。あまたたくさん。さぶらふお仕え申し上げる。ハ行四段活用動詞「候ふ(さぶらふ)」。「仕ふ」の謙譲語。たまふ(四段活用の補助動詞の場合)~なさる。「給ふ」はハ行四段活用とハ行下二段活用があり、前者が尊敬語、後者が謙譲語であるので注意が必要。いと「たいそう」、「非常に」。後に打消の助動詞を伴っているものは、「たいして~(ない)」という意味になる。打消とセットになる副詞を「呼応の副詞」と呼ぶ。やむごとなし高貴である。並々ではない。(「そのまま放っておくことができないほどである」という意味から。)漢字を当てると「止む事無し」。きは身分。ほかに「限界・終わり」などの意味をもつ。時めく(帝など、貴人から)寵愛を受ける。カ行四段活用動詞。「時」+接尾語「めく」の形で、良いタイミング(時)で貴人や社会から特別に愛されるさまを示す。めざまし気に食わない。シク活用の形容詞。上位の者が下位の者の言動を見て、目が覚めるほど良い/悪い(立派だ/気に食わない)さまを表す。下臈げらふ官位や身分が低い者。対義語は「上臈」。やすしおだやかである。ク活用の 形容詞。「やすし」は「安し」と「易し」の漢字が当てられる。宮仕へみやづかへ宮中に仕えること。この場合は女御・更衣たちが天皇にお仕えることを指す。あつし病気が重い。シク活用の形容詞。あかず物足りない。満ち足りない。カ行四段活用動詞「あく」の未然形+打消の助動詞「ず」。思ほすおもほすお思いになる。サ行四段活用動詞。「思ふ」の尊敬語。例ためし先例。上達部かんだちめ  大臣、大納言、中納言、参議及び三位(さんみ)以上の者の総称。定期テスト対策としては読みが重要。上人うへびと「殿上人(てんじょうびと)」のこと。「殿上人」とは通常、五位以上の者(及び六位のうち「蔵人(くろうど)」と呼ばれる者)のうち、清涼殿の「殿上の間」に昇ることを許された者を指す。「上達部」と同様に、読みを押さえておきたい。あいなくなんとなく。困ったこととして。ク活用の形容詞。漢字を当てると「愛無し」または「合い無し」となり、対象を受け入れられないさま、おもしろくないさまなどを表す。連用形の「あいなく」になると、副詞的に「困ったこととして」「理由もなく、なんとなく」の訳を当てることが多いが、文脈により適切な訳語を当てる必要がある。まばゆし(度を過ぎていて)見ていられない。ク活用の形容詞。現代語のように単純に「まぶしい」だけでなく、「(まばゆいほど)美しい」、「きまりが悪い」、「(度を過ぎていて)見ていられない」などの意味もある。おぼえ(貴人からの)寵愛。動詞の「おぼゆ」が名詞化したもの。世間や貴人から特別に愛されることを「おぼえ」という。唐土もろこし中国の古名。あし悪い。シク活用の形容詞。物事の善悪や是非の基準から判断して評価するとき、次の四段階の語を用いる。①積極的肯定の「よし」②まあまあ良い・悪くないの「よろし」③まあまあ悪い・良くないの「わろし」④積極的否定の「あし」天の下あめのした地上の全世界。この世。あぢきなし「苦々しい」。ク活用の形容詞。「味気なし」と漢字を当てることもある。道理から外れていてどうしようもない状態や、それを評価した「つまらない」「苦々しい」などの意味がある。もてなやみぐさ       悩みの種。はしたなし極まりが悪い。ク活用の形容詞。「端」+接尾語「なし」。接尾語の「なし」は「~でない」という意味ではなく、程度が甚だしいことを示し、「なし」の上につく語の意味を強調する働きをもつ。「端」は中途半端であることを示すため、「きまりが悪い・恥ずかしい」、「中途半端だ」などの訳を当てる。かたじけなき恐れ多い。ク活用の形容詞。心ばへこころばへ愛情。「心ばへ」は気持ちや性質、風情などを示す語。 コアイメージとなるのは「心情や気持ちなどが外界へ向かって広がっていくこと」。よし由緒。「理由」や「方法」、「縁」など文脈に応じて様々な訳語が当てられる。ここでは「由緒」という訳を当てているが、どのような訳語が適切か迷う場合はその字を含んだ熟語を作り、文脈にあてはめてみよう。これは漢文でも有効な手法であるので、身に付けておきたい。具す揃う。サ行変格活用動詞。「うち」は接頭語。動詞に付いて、語調を整えたり、直後に続く動詞の意味を強めたりする働きがある。はかばかししっかりした。シク活用の形容詞。「仕事がはかどる」のように、物事の進捗や進み具合を示す「はか」から成る語。物事が順調に進む様子から、「しっかりしている」や「際立っている」などの意味を持つ。後見うしろみ政治的・経済的な後ろ立て。「後見(こうけん)」とも言う。通常、父や兄などの男性がなるが、桐壺更衣にはその「後見」がおらず、権力闘争の時代においては非常に危うい立場に置かれている。なほなんといってもやはり。

②文法的説明問題

特に助動詞の意味については頻出。「文法的に説明せよ」という指示があれば、①(動詞であれば)活用の種類/(助動詞等であれば)意味、②品詞、③基本形、④活用形を答えるのが基本!

いとやむごとなき際にはあらが                                      打消の助動詞「ず」の連体形いとやむごとなき際にはあらぬ        同格の格助詞接続助詞ではないことに注意。接続助詞の「が」は格助詞が元になっており(「を」「に」も同様)、接続助詞としての「が」は平安時代末期以降になってから用いられるようになった。我はと思ひあがり給へ御方々存続の助動詞「り」の連体形直前の「給ふ」が「給へ」と已然形になっていることが判断のポイント。恨みを負ふ積もりやありけむ断定の助動詞「なり」の連用形恨みを負ふ積もりにありけむ疑問の係助詞恨みを負ふ積もりにやありけむ過去推量の助動詞「けむ」の連体形係助詞「や」を受けて係り結びが成立している。人のそしりをもえ憚ら給はず尊敬の助動詞「す」の連用形直後に尊敬語を伴う場合の助動詞「す」は尊敬で解釈するのが基本。ここでは「せ給ふ」で二重尊敬となっていることからも頻出の箇所。人のそしりをもえ憚らせ給は打消の助動詞「ず」の終止形ここでは呼応の副詞「え」が存在し、「不可能」の意味となることから頻出の箇所。世のためしにもなりべき強意の助動詞「ぬ」の終止形直後に「推量」や「推定」の助動詞がある場合、「完了」ではなく「強意」の意味で訳出を行うのが基本。世のためしにもなりぬべき推量の助動詞「べし」の連体形楊貴妃の例も引き出でべく強意の助動詞「つ」の終止形上記の「ぬべき」の例と同様。楊貴妃の例も引き出でつべく推量の助動詞「べし」の連用形

③現代語訳問題

①単語と文法を駆使して逐語訳を行うこと(意訳は最終手段!)②解答に文法的な要素が絡む場合は「文法を分かっていることが明らかな答案」にすること の2点が重要!

いとやむごとなき際にはあらぬが                                      それほど高貴な身分ではない方で(ポイント)・「いと~打消」で部分否定:「それほど~ではない」「たいして~ではない」・格助詞の「が」は「同格」人のそしりをもえ憚らせ給はず(帝は)人の非難も気兼ねすることがおできにならず(ポイント)・「え」+打消で不可能の意・助動詞「す」+尊敬の補助動詞「給ふ」による二重尊敬。主語判定と併せて問われる可能性がある。恨みを負ふ積もりにやありけむ恨みを負うことが積み重なった結果であったのだろうか教科書によっては「つもり」が平仮名表記になっているが、「~するつもり」ではなく「積もり(蓄積)」である。「にやありけむ」の箇所は文法問題としても頻出。いにしへの人の由あるにて古風な人で(あって)由緒のある人であり(ポイント)・「人の」の「の」は格助詞で同格用法。・多義語である「由(よし)」の訳し方はかばかしき後ろ見しなければ(桐壺更衣には)これといってしっかりした後見人がいないので(ポイント)・「し」は強意の副助詞であるため、訳出不要・「なければ」は已然形+「ば」の形になっている。ここでは原因・理由で解釈するのが自然か。

④読解問題

様々な種類の問題が想定されるが、大事なのは「問われたことに対して答えること」。問と解答がマッチしているか必ず確認しよう。

「初めより我はと思ひあがり給へる」とあるが、①誰が②どのように思っているのか。解答例①周囲の女御や更衣たち②「自分こそが帝の寵愛を受けるにふさわしい」と自負している。「めざましきものにおとしめそねみ給ふ」とあるが、これは何故か。解答例大した身分でもないにも関わらず帝の寵愛を受ける桐壺更衣のことが気に食わないから。文字数制限などにより、どの程度の要素を盛り込むかは変わってくることに注意。「ましてやすからず」とあるが、これは何故か。解答例①自分より身分の高い女御であればまだしも、自分と同程度の者が帝から寵愛を受けることに対して納得がいかないから。②自分と同程度の身分である者が寵愛を受けるということは、身分ではなく人物で比較されていることが如実になってしまうから。政治的な理由を解答に絡めるのも○。「いよいよ飽かずあはれなるものに思ほして」とあるが、①誰が②誰を「思ほして」いるのか。①帝が ②桐壺更衣を「なほよりどころなく心細げなり」とあるが、これは何故か。解答例大納言であった父が亡くなり、しっかりとした後見人がいないから。

今回はここまで🐸

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