文様の彫り方 その9 ~山路文(やまじもん)、三筋立(みすじだて)~
今回は「直線」で構成された文様をキワ刀一本でシンプルに彫っていきます。
取り組む文様は、「山路文(やまじもん)」、「三筋立(みすじだて)」です。キワ刀で直線を彫る練習にぴったりです。
「山路文(やまじもん)」は、山の斜面を登るようにジグザグの線で表わされた文様です。
「三筋立(みすじだて)」は、三本の線を一組として構成した縞文様のことです。
準備
カーボン紙ではがき大の木に山路文、三筋立を写していきます。今回は切り込む箇所のみ木に写しています(切り込む箇所は後述)。下絵はここ(山路文、三筋立のPDF)よりダウンロードできますのでご利用ください。
1.山路文(やまじもん)の彫り方
赤線(黒線左端)に切り込みを入れ、その切り込みと交わるように黒線の部分を斜面に彫っていきます。
断面は次のようになります。
ジグザグに合わせ切り込みを入れ、
その切り込みに交わるように斜面を彫っていきます。順目になるようにキワ刀の表刃、裏刃を使い分けながら彫っていきましょう。順目のルールが分かっていない場合は、彫るときに木から返ってくる抵抗などを手がかかりに彫っていきましょう。
キワ刀の裏刃で彫る キワ刀の表刃で彫る直線およびジグザグの尖った箇所もきれいに彫りあげましょう。
2.三筋立(みすじだて)の彫り方
赤色線(黒線中央)に切り込みを入れ、その切り込みに沿ってサイドの黒線部分に斜面を彫ります。
断面は次のようになります。
直線に切り込みを入れ、
その切り込みに交わるように両サイドに斜面を彫っていきます。順目になるようにキワ刀の表刃、裏刃を使い分けながら彫っていきましょう。三筋立はシンプルですが、柾目方向に沿って彫る場合、順目が頻繁に変わることも珍しくないので難易度が高めです。彫刻刀を木に入れた瞬間から感覚を研ぎ澄まし、心乱されず取り組む必要があります。
キワ刀の表刃で彫る キワ刀の裏刃で彫る文様の彫り方
- 文様の彫り方 ~格子(こうし)から鱗(うろこ)~
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- 分銅繋ぎ(ぶんどうつなぎ)、立桶(たてわく)
- 山路文(やまじもん)、三筋立(みすじだて) ←現在表示しているページ
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