「わたしを束ねないで」要点を解説(期末テスト対策ポイント)
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中学3年国語で学ぶ「私を束ねないで」について、表現技法や詩の形式、作者の思いなど定期テストで必要になるポイントをくわしく解説するよ。
「わたしを束ねないで」の定期テスト対策練習問題のページもあるので、ぜひ挑戦してみてね。
目次目次【本記事の内容】
- 1.基本情報
- 2.テスト対策ポイント①
- 3.テスト対策ポイント②
- 4.テスト対策ポイント③
- 5.まとめ
「わたしを束ねないで」 基本情報
「わたしを束ねないで」基本情報作者:新川和江しんかわかずえ 詩の形式:口語自由詩こうごじゆうし 構成:5連から成っている 使われている表現技法:比喩ひゆ(直喩ちょくゆ・隠喩いんゆ)・体言止たいげんどめ・擬人法ぎじんほう・反復法はんぷくほう 詩の主題:枠にはめられたり束縛そくばくされることなく、自分の可能性に向かって自由でいたいという思い「わたしを束ねないで」 テスト対策ポイント① 詩の形式と構成について
詩の形式は「口語自由詩」「わたしを束ねないで」の詩の形式は「口語自由詩こうごじゆうし」。
「口語こうご」というのは、今の日本で普通に使われている話しことば のこと。 ★口語に対して、「昔の書きことば」のことを「文語ぶんご」というよ。
「自由詩」とは、文字通り「自由に」思いつくままに言葉を並べて作った詩 ということ。
「わたしを束ねないで』」のそれぞれの連の文字数に、とくに決まりはないよね。
★自由詩に対して、「5・7・5」というように型が決まって作られている詩を「定型詩ていけいし」というよ。
くまごろう「口語」で書かれた「自由な詩」だから、「口語自由詩」なんだね。 この「口語自由詩」についてはテストでも良く出るので、絶対に覚えておこう。 5つの連から作られている「連れん」というのは、「大きなまとまり」で分けたもののこと。 物語の場合の「段落だんらく」と同じイメージだよ。
詩の場合は、連と連のあいだが1行空あけられていることが多いよ。
「わたしを束ねないで」は、大きな5つのまとまりで分けることが出来るね。
「わたしを束ねないで」の構成
第一連:「わたしを束ねないで」 第二連:「わたしを止めないで」 第三連:「わたしを注がないで」 第四連:「わたしを名付けないで」 第五連:「わたしを区切らないで」
「わたしを束ねないで」 テスト対策ポイント② 使われている表現技法について
「わたしを束ねないで」の詩には、いくつかの表現技法が使われているよ。
表現技法は、印象を強くしたり、リズムを良くしたりして工夫する表現の方法のことだったね。 ①比喩ひゆ(直喩ちょくゆ・隠喩いんゆ)比喩とは、あるものを他のものに喩たとえる表現技法のこと。
例えば、「わたしを束ねないで」では、人間である「わたし」を、「稲穂」や「海」などいろいろなものに喩たとえているよね。
この比喩は、さらに「どうやって喩たとえられているか」で「直喩」と「隠喩」に分けられるんだ。
直喩ちょくゆとは
「〜ように」とか「〜みたいに」などの言葉を使って、直接明らかに比喩していることが分かる喩たとえる方法のこと。 直接喩えるから、「直喩」だね。
つまり、「いかにも例えていることが分かるやり方 」というイメージ
隠喩いんゆとは
直喩に対して隠喩は、比喩であることを直接明らかにしないで、喩たとえるものと喩たとえられるものを「〇〇は××」というように、結びつけて表す方法のこと。
つまり、「比喩であることがパッと見は隠かくされている」というイメージ 比喩が隠されているから、「隠喩」だね。
「わたしを束ねないで」で使われている直喩の例「あらせいとうの花のように」 「標本箱の昆虫のように」 「高原からきた絵葉書のように」 「日常性に薄められた牛乳のように」 「ぬるい酒のように」 「,や.いくつかの段落そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のように」
どれも「〜ように」という言葉が使われていて、比喩であることが直接明らかにされているよね。
「わたしを束ねないで」で使われている隠喩の例「わたしは稲穂」 「わたしは羽撃き」 「わたしは海」 「わたしは風」 「わたしは終りのない文章」
どれも「〜ように」とか「〜みたいに」という言葉を使うことなく、喩えるものと喩えられるものとが直接結びつけられて書かれているよね。
②擬人法擬人法ぎじんほうとは
人間以外のものを人間のようにたとえることで、生き生きとさせて印象を強く与える効果がある表現技法のこと。
第一連の5行目には、「大地が胸を焦がす」という表現があるね。
本当なら、大地は人間(生き物)ではないから「胸を焦がす」なんてことはしないよね。
大地を人間(生き物)にたとえて、「胸を焦がす」という書き方をすることで、詩が生き生きとして印象に残るようにしている んだよ。
③体言止め体言止めとは
文章の最後を名詞で終わらせる表現技法。 リズム感が出て、印象を強める効果がある。
「わたしは稲穂」(名詞である稲穂で文章が終わっている) 「目には見えないつばさの音」(名詞である音で文章が終わっている)
このように、「わたしを束ねないで」のいくつかの文章は終わりが名詞で終わる「体言止め」が使われている よ。
こうして、詩にリズム感を持たせて、印象が残るようにしているんだね。
④反復法反復法とは
同じ言葉を何度も繰り返してリズム感をもたせる表現技法。
「わたしを束ねないで」のそれぞれの連は、なんだか似ているよね。
なぜなら、
「わたしを〇〇ないで」 「△△のように」 「××ないでください」 「わたしは□□」
という同じ言葉や表現が繰り返して使われているからなんだ。
こうすることで、一定のリズム感が生まれて、詩が生き生きしてくるし、読み手の印象にも強く残るようになるよね。
「わたしを束ねないで」 テスト対策ポイント③ 作者の伝えたいことについて
「わたしを束ねないで」の5つの連に出てくる、 「わたしを○○ないで」という部分の○○には、「束ねる」「止める」「注ぐ」「名付ける」「区切る」という言葉が使われているね。
この言葉に共通するイメージは、「制限される」とか、「束縛される」「枠にはめられる」という不自由なイメージだね。
それに対して、「わたしは□□」という部分の□□には、「稲穂」「羽撃き」「海」「風」「終わりのない文章」という言葉が使われている.
これらの言葉からは、「広大」とか「エネルギーがあふれる」とか「動き続ける」という自由なイメージが感じられるね。
つまり作者が伝えたいのは、「不自由にしないで、わたしは自由だ」 ということ。
作者の伝えたいこと
「枠にはめられたり束縛されることなく、自分の可能性に向かって自由でいたいという思い」
「わたしを束ねないで」 テスト対策ポイントまとめ
まとめ- 作者は新川和江
- 詩の形式は「口語自由詩」
- 直喩・隠喩・体言止め・擬人法・反復法が使われている
- 作者の伝えたいことは「枠にはめられたり束縛されることなく、自分の可能性に向かって自由でいたいという思い」