ozworks《棲家》
春を待つ心、手ぬぐいにも
お正月が過ぎると、季節は一気に春の節句へ。
玄関に飾っている手ぬぐい額を、お雛様の柄に掛け替えました。
今回の手ぬぐいは「ポチ袋・お雛様」、一見すると可愛らしい絵柄ですが、よく見ると一つひとつがポチ袋の形をしています。
袋の口や「のし」を思わせる意匠もあり、幾つものポチ袋が集まって、お雛様やお道具を形づくる少し遊び心のある紋様です。
落ち着いた生成りの地に、赤や緑、えんじ色が控えめに配され、木の温もりを感じる玄関にも自然と馴染んでいます。
この手ぬぐいは、娘たちと訪れた高山で見つけたもの。
「にじゆら」は、大阪・堺の老舗染工場「ナカニ」が手がける手ぬぐいブランドで、日本の伝統技法注染(ちゅうせん)によって染められています。
注染は、生地の表裏を一度に染め上げるため、染料のにじみや揺らぎがそのまま模様となり、一枚一枚に微妙な表情の違いが生まれます。
機械染めにはない、手仕事ならではの温もりが感じられるところも魅力です。
春を待つこの季節、ほんのりとした色合いの手ぬぐいから、少しずつ春の気配が伝わってきます。
お越しになるお客さまにも、玄関先で小さな春を感じていただけたら嬉しいとMKさんが選びました。