Catalystスイッチ 2つのVLANモードにおけるVLANの設定
CatalystスイッチでのVLAN設定手順は、以下の2通りあります。
- VLANデータベースモードによる設定
- コンフィグレーションVLANモードによる設定
当初は、1のVLANデータベースモードによる設定方法のみでしたが、その後、2のコンフィグVLANモードがリリースされました。2つの大きな違いは、設定ができるVLANの範囲にあります。VLANデータベースモードでは、標準VLANの設定しかできませんが、コンフィグレーションVLANモードでは拡張VLANまで設定ができます。
目次- VLANデータベースモードにおいてVLANの作成 / 変更
- 書式
- 設定例
- コンフィグレーションVLANモードにおいてVLANの作成 / 変更
- 書式
- 設定例
- VLANの設定方法が2通りある理由
VLANデータベースモードにおいてVLANの作成 / 変更
書式Switch# vlan databaseSwitch(vlan)#vlan VLAN番号 [name VLAN名]
VLAN番号:設定範囲は1~1001VLAN名:VLANに指定する名前。1~32文字のASCII文字でVTP(管理)ドメイン内で一意でなければならない。デフォルトは「VLAN+0を含めたVLAN番号」
コマンドモード:特権モード。
コマンドリリース:12.0以降にサポート。
設定例VLANデータベースモードから、VLAN番号100、名前testを作成する。
Switch(vlan)# vlan 100 name testVLAN 100 added:Name: testSwitch(vlan)# exitAPPLY completed.Exiting….Switch#
コンフィグレーションVLANモードにおいてVLANの作成 / 変更
書式Switch(config)# vlan [VLAN番号]Switch(config-vlan)# name [VLAN名]
VLAN番号:設定範囲は1~1001 VTPトランスペアレントモードの場合は、1006~4094まで設定可能。VLAN名:VLANに指定する名前。1~32文字のASCII文字でVTP(管理)ドメイン内で一意でなければならない。デフォルトは「VLAN+0を含めたVLAN番号」
コマンドモード:グローバルコンフィグレーションモード。
コマンドリリース:12.0以降にサポート。
設定例Switch(config)# vlan 100Switch(config-vlan)#name test
※VLANデータベースモードのようにexitやapplyの適用するコマンドは必要ありません。
作成したVLANは、show vlanコマンドで確認ができます。
Switch# show vlan VLAN Name Status Ports 1 default active Fa0/1, Fa0/2, Fa0/3, Fa0/4 Fa0/5, Fa0/6, Fa0/7, Fa0/8 Gi0/1 100 test active 1002 fddi-default act/unsup 1003 token-ring-default act/unsup 1004 fddinet-default act/unsup 1005 trnet-defaultVLANの設定方法が2通りある理由
VLANの設定方法には、VLANデータベースモードとコンフィグレーションVLANモードの2つの方法がありますが、これには歴史的な背景があります。1990年代にCisco社は複数のスイッチベンダーを買収しました。その買収されたベンダ製品はVLANの設定方法がCatOSでのVLANデータベースモードでした。一方、Cisco IOSでのVLAN設定方法は、コンフィグレーションVLANモードによるものでしたので、2通りの設定方法が存在することになったのです。最近ではCisco IOSベースのCatalystスイッチが多くなり、VLANデータベースモードよりも主流になってきましたが、当時は、既に多数の機器が販売されエンジニアにもCatOSでのVLANデータベースモードが浸透してしまい。メーカー側でもVLANデータベースモードにより設定方法を廃止して、コンフィグレーションVLANモードに統一ができなかったのが理由になります。
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