. アブチロン(ウキツリボク)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等【チロリアンランプ】
アブチロン(ウキツリボク)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等【チロリアンランプ】
アブチロン(ウキツリボク)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等【チロリアンランプ】

アブチロン(ウキツリボク)の特徴や育て方、剪定の時期や方法等【チロリアンランプ】

  • 原産:ブラジル
  • :アオイ(Malvaceae)
  • :アブチロン/イチビ(abutilon)
  • :ウキツリボク(megapotamicum)
  • 別名:チロリアンランプ/トレーリング・アブチロン(trailing abutilon)
  • 開花時期:4月~11月(理想的な環境では周年)
  • 花の色:赤色●黄色●
  • 葉の色:緑色●黄色●
  • 分類:常緑低木
  • 草丈:約100~200cm
  • 誕生花:1月9日/9月8日
  • 花言葉:尊敬/憶測/恵まれた環境/真実は一つ/良い便り/思いやり/恋の病
  • 用途:開花期間長い/カラーリーフ/壁面緑化
目次
  1. アブチロン(ウキツリボク)とは!?
  2. アブチロン(ウキツリボク)の語源(由来)
  3. アブチロン(ウキツリボク)の特徴(魅力)
  4. アブチロン(ウキツリボク)の園芸品種
  5. アブチロン(ウキツリボク)の育て方
花壇土鉢土水やり肥料剪定夏越し冬越し増やし方病気

アブチロン(ウキツリボク)とは!?

アブチロン(ウキツリボク)は学名abutilon megapotamicum、別名では「チロリアンランプ」や「トレーリング・アブチロン(trailing abutilon)」等とも呼ばれるブラジルが原産の常緑低木です。

アブチロン(ウキツリボク)の語源(由来)

  • 属名のabutilonは「アオイ科」の植物を意味するアラビア語に由来します。
  • 種小名のmegapotamicumは古代ギリシア語で「偉大な」を意味する「μέγᾰς(megas)」と、古代ギリシア語で「川」や「運河」を意味する「ποτᾰμός(potamos)」の2語からきています。

アブチロン(ウキツリボク)の特徴(魅力)

  • アブチロン(ウキツリボク)は、開花期間がとても長く、ぷっくりと膨らむ提灯のような花が垂れ下がる個性的な花姿や、湾曲しながら優雅に広がる樹形が魅力的な植物です。
    • 園芸では、春から秋にかけて長く開花する花を鑑賞する目的だったり、優雅に広がる樹形を楽しむ目的で利用される事が多く、枝がしなやかなため、ツル植物のように誘引して育てられたり、剪定しながらコンパクトな低木として育てられたりします。
  • 樹形はブッシュ状で下部からよく枝分かれします。
    • 枝は細くしなやかなため弧状に曲がりながら横に広がる傾向があります。
  • 花は腋花、葉腋から長い花柄を下垂させて袋状の可愛らしい花を咲かせます。
    • 花は袋状の赤色の萼と、黄色の花弁と、長く突出する雄蕊と雌蕊で構成されています。
    • 赤色と黄色の2色の花色は、対比が非常によく目立つため装飾性が高く、またその外観から花は「ランタン」や「提灯」等に例えられます。
  • アブチロン(ウキツリボク)は軽い霜に耐える事が出来るため暖地等では屋外で越冬する事が出来ます。
    • ただし強い霜の降りる地域では枯れてしまうため、寒い地域で育てる際は冬の管理に注意が必要です。

アブチロン(ウキツリボク)の樹高は約100(~200)cm、幅は約150(~350)cm、樹形は枝分かれがよくブッシュ状に茂り、枝は湾曲して弧を描きながら横に大きく広がる傾向があります。※茎は地面に接触すると不定根を出し定着します。

葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の大きさは長さ約5(~11)cm、葉身の形は心形もしくは卵形(披針形)、葉のふち部分に鋸歯があり、しばしば3(~5回)浅裂します。

花序は腋花、葉腋から長い花柄を下垂させて花を下向きに咲かせます。萼は袋状で目立つ稜(物の角、多面体においては隣り合う二つの面が交わり出来る直線)が5個あり、萼の色は赤色、花は花弁が5個、花弁の色は黄色、雄蕊と雌蕊は長く中央から下に突出します。

アブチロン(ウキツリボク)の園芸品種の紹介

  • 班入りアブチロン(abutilon megapotamicum ‘variegatum’)は、葉に不規則に黄色の班(散班)が入るため、明るい印象を与えるカラーリーフになり、また赤色の花と黄色の葉色の対比も美しい魅力的な園芸品種です。
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アブチロンの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

アブチロンの珍しい種類、主な種とおすすめの園芸品種【2022】

アブチロン(ウキツリボク)の育て方

花壇の土づくり

日当たりアブチロン(ウキツリボク)は日光のよく当たる場所で最も生産性が高まり沢山の花を咲かせます。ただし夏の暑さが厳しい地域では半日影の方がよい場合もあります。環境に合わせて直射日光が6時間以上当たる日向、もしくは3時間から5時間の半日影で育てましょう。

土壌の土質アブチロン(ウキツリボク)は基本的に通気性が良ければ幅広い土壌で育てることが出来ます。植え付けの前に土壌診断を行い通気性がよく適度に肥沃な土壌をつくりましょう。

土壌診断と改善の行い方

  • 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
    • スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
  • 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
    • 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
      • 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
    • 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
      • 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土なバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
    • 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
  • 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
    • 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
鉢土づくり

日当りアブチロン(ウキツリボク)は日光のよく当たる場所で最も生産性が高まり沢山の花を咲かせます。ただし夏の暑さが厳しい地域では半日影の方がよい場合もあります。環境に合わせて直射日光が6時間以上当たる日向、もしくは3時間から5時間の半日影で育てましょう。

培養土アブチロン(ウキツリボク)は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性と保水性のバランスが良く肥沃な培養土で育てましょう。

培養土の配合例

  • 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
  • 赤玉土(小粒・中粒)+鹿沼土(小粒)+腐葉土=4:2:4
水やりの仕方

地植えアブチロン(ウキツリボク)は乾燥に強いため、地植えしている場合は極端に乾燥する場合を除いて、基本的には降水のみで育てられます。ただし土の中に指を入れて湿り気がない場合、葉や茎が萎れている場合は直ちに水やりを行いましょう。

鉢植えアブチロン(ウキツリボク)を鉢植えで育てる場合は土の乾燥が早くなるため、定期的な水やりが必要になります。ただし水やりを行い過ぎてジメジメとした環境が続くと根腐れしてしまうため、土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。

肥料の与え方

アブチロン(ウキツリボク)は植え付け時に元肥を入れて、生育期間中(春・夏・秋)も定期的に追肥を与えます。

  • 元肥の与え方
  • 追肥の与え方

元肥の与え方

  • 元肥は苗の植え付け時に与える肥料の事です。
  • 肥料は肥効が長く続く緩効性肥料を選び、成分は水平型肥料(成分が均一)もしくは山型肥料(リンが多め)を選びましょう。
  • 元肥の与え方は土壌に均一に混ぜこむ全面施肥で行ます。

追肥の与え方

  • 追肥は春から秋の生育期間中に与えます。
  • 追肥は肥料の効きが早い速効性肥料(化成肥料)もしくは、緩やかに長く効く緩効性肥料を選びましょう。
    • 化成肥料や緩効性肥料などの固形肥料を与える場合は、規定された量を施します。
    • 液体肥料で与える場合は、規定された分量で希釈して約7~14日に1回のペースで水やりの際に一緒に液肥を与えるとよいでしょう。
剪定のやり方

アブチロン(ウキツリボク)は、成長を制御する目的で剪定されたり、また新しい枝に花が咲くため、より多くの花を生産する目的で剪定が行われたりします。

剪定の時期や方法
  1. 剪定する時期は早春から春に1回のみ、もしくは必要に応じて春から秋の間に複数回行います。
    • 早春は最も剪定に適した時期です。何故なら、早春から春に強い剪定を行っても、春から強く成長するため回復が早く、また株へのストレスも少ないからです。
    • 春から秋に行う剪定は、成長を制御する目的で行います。アブチロンは生育旺盛で枝が暴れやすいため、必要に応じて邪魔な枝を軽く剪定しましょう。
  2. 株全体を観察して枯れた茎損傷した茎(折れてる茎等)病気の茎を探して、これを根元から間引き剪定して取り除きます。
    • 何故ならこれらの茎は日当りや風通しを阻害したり、健康に成長している茎に悪影響を及ぼしやすいからです。
  3. 株全体のバランスを見ながら、生産性の落ちた古い枝を剪定したり、枝が混み合っている場所の枝を間引き剪定したり、外観を崩している枝を剪定しましょう。
    • 古い枝は若い枝と比べて葉や花の生産性が落ちており、またエネルギーが分散されるため若い芽の成長を抑制する事があります。そのため必要に応じて、色褪せた古い枝を根元から間引き剪定するか、もしくは枝の途中の節(芽・枝)の少し上で切り戻し剪定しましょう。
    • 枝が混み合っていると風通しや日当たりを悪化させる事があります。そのため、太く伸びた枝弱い枝並行枝逆さ枝絡み枝などの不要と思われる不要枝を、株全体のバランスを見ながら、枝の根元から間引き剪定、もしくは枝の途中の節(芽・枝)の少し上で切り戻し剪定しましょう。
夏越しする方法

アブチロン(ウキツリボク)は夏の暑さに強いため、基本的に夏越し対策は不要です。

冬越しする方法

Hardiness:8b~10a

アブチロン(ウキツリボク)は軽い霜であれば耐えられるため、暖地であれば地植えで育てることも可能です。ただし強い霜が降りると枯れてしまうため、必要に応じて冬越し対策が必要になります。

アブチロン(ウキツリボク)の冬越し対策

  • 軽い霜が降りる地域であらば、霜対策として腐葉土などでマルチングをしたり、不織布などを被せるとよいでしょう。
    • 支柱を立ててビニールを被せるとより対策効果が上がります。
  • 鉢植えで育てている場合は、霜の当たらない軒下に移動したり、凍結が心配な場合は屋内や温室に移動したりするとよいでしょう。
挿し木や株分けで増やす

アブチロン(ウキツリボク)は挿し木によって増やす事ができます。

アブチロン(ウキツリボク)の挿し木の方法

  • アブチロン(ウキツリボク)の挿し木時期は晩春から初夏が適します。
  • 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
    • 挿し穂の長さ約10cmにわけます。
    • 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
    • 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
  • 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
    • 切り口を下にして培養土の中に挿し穂を挿します。
  • 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす

アブチロン(ウキツリボク)の種蒔の方法播種時期:発芽適温:約発芽日数:発芽条件:

植物の病気

アブチロン(ウキツリボク)の病気

アブチロン(ウキツリボク)の害虫

  1. カイガラムシ
  2. ハマキムシ
  3. アブラムシ
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